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少年の夢

宗田理

ぼくらシリーズについて。
ぼくらの七日間戦争は映画化されたし有名だよね。
私も幼い頃に見た記憶があります。
学校を抜け出して廃墟にこもり先生達と戦う。
今でも佐野史郎の先生役の印象が強い作品であります。
だって女の子の前髪を切っちゃうんだよ。
今やったら大変ですよ。
中学生の時に嫌いな教師に好きな映画を聞かれ
わざと「ぼくらの七日間戦争」と答えたら
「私の一番嫌いな映画です。」と言われたことが今でも覚えています。
とてつもなく嫌なガキでしたね。
きっと性格が曲がりすぎて直線だってものがバネのようになってますよ。

でもこの映画が何で好きだったかと言うと教師をやっつけるからではないんですよ。
それもまぁ少なからずあったにしても、問題ではなかった。
何がよかったって、最後に戦車で花火を打ち上げる所。

大人が一方的に教育を押し付けて必死で子供を捕まえようとしても、押し付ければ押し付けるほど反抗する。
教えるには内容と道徳とモラルがなければいけない。そして相手のことを想う気持ちである。
中身もない強制なんて権力を使った犯罪だと思う。
だから教師なんて大嫌いだったわけですが、その教師達が必死で自分達が正しいと思っていることを子供の事なんか考えずに一方的に押し付ける。
子供なんて知識がないだけで大人と変わらないんだ。だから私は赤ちゃんことばを話す大人が嫌いだ。犬や子供をバカにしてる。いつまでも自分が世話をしてあげなきゃいけないと思ってる。依存してる証拠じゃないか。
その一方的な大人の強制的な態度に対抗して少年達も戦うわけですが、彼らが最後に望んだのは大人に勝つ事ではなく、みんなで花火を打ち上げることだった。
その子供(子供という言い方はふさわしくないのかもしれない)
その中学生達は現実的な問題よりも夢を選んだのだ。

色々なしがらみが増えていくなかで自分の夢を少しずつ削られていくかもしれない。
現実的に目の前に出てくるお金とか社会的地位があるかもしれない。
でもそれよりも、何よりも、夢って素晴らしいと思う。心って素晴らしいと思う。
お金がなくたって楽しめる方法はいくらでもある。幼い時に遊んだように自分で遊びを考えればいいんだ。
いつまでも少年の頃の気持ちを忘れたくない。
だからと言って大人批判というわけではない。
それは素晴らしい大人の人に会えたからそう思えたんだと思う。
年をとるごとに色々なことに縛られていく中で段々と苦しくなっていくのではなく、縛られてしてもそこをするっと抜けていくとか、縛られた中でも楽しみをみつけることが出来るとか、ちょっと縛られたくらいがいいよねって楽しみ方もある。
心を大切にするっていうのは大変な事だ。
でも何よりも大切だと思う。

小さな気遣いで場の雰囲気をより楽しく出来る。
やらなきゃいけないのではなく、やりたいからやるのだ。
礼儀作法は難しい。もっと勉強したい。

人生をより楽しくすごすために。

さて、いつものように話がそれすぎてよく分からなくなったが少年の心を忘れない素晴らしい大人になりたいと思います。
by masarumizushima | 2005-02-22 10:50

文字と言葉


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