星に導かれて
2007年 04月 05日
友人の女性が二人で巡礼の旅に出ることになりました。
行きたくてもなかなか休みが取れず行く事が出来ないという人が多い中で、このチャンスに巡り会えたということは素晴らしい事だ。
僕に出来る限りのアドバイスなどはするが、結局の所歩くのは本人。
例え友人と歩いた所で同じで結局自分で歩くしかない。
自分の足で一歩一歩進んで行くしかない。
その明らかに辛いけれど、しかし何かあるだろうと思い希望に満ちた目で進みゆく人の目には魅せられるものがある。
例え巡礼ではなくても人生において同じように生きている人に対して尊敬の念をいだかずにはいられない。
人は大昔から星に魅せられている。
空の星を見て多くの事を想像したに違いない。
その星に導かれた先に一体何があるのか。
キリスト教の三大巡礼地のうちの一つで「人生が変わる旅」と言われているが、一体何が変わるのかというのは誰にも予測は出来ない。
しかし、僕は変わった。
静かに、そして確実に。
僕もまだ歩いていないフランスルートを歩くという友人を前にして僕も共に歩きたいという衝動にかられている。
しかし、僕には今やらなければいけない事があり、それは巡礼で毎日歩くのと同じ事のように思うので行く事は出来ない。
星に導かれて。
彼女らの行く先で、星が輝いていますように。
ちなみにゴール地点はサンティアゴデコンポステーラ。
聖ヤコブが眠っているとされている所です。
羊飼いが星に導かれて聖ヤコブが埋葬された所と発見したそうです。
道中には普段なかなか行く事のできないロマネスク教会が多数あります。
何百年も数多くの人が歩いてきた道を自分も歩き、歴史の一歩に自分も加われているのだと思うと一歩一歩がとても重たく感じてきます。
なんだかんだ行って、やっぱり歩きたいみたいです。
by masarumizushima
| 2007-04-05 04:38
| 日記