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記憶に生きる

本日こんな映画を見ました。

[before sunrise]

旅先で出会う男と女の話


[before sunset]

それから9年後に再会したときの話


ほぼ二人の会話だけで話が進んでいくところ、その中での二人の関係や仕草や心の距離、その一つ一つに夢が混じっている。
そして夢と現実の間で夢に生きる。
しかし夢とは残酷なもので心のどこかに残ってしまうものである。

最近、日本で売れている映画の中でも過去の輝いていた時間を描いているものは多い。
人は不安になる生き物だ。きっと過去の記憶がなければ不安でしょうがなくなるのではないだろうか。
そんな時、記憶が自分を助けてくれる。
自分なら大丈夫なはずだ。大丈夫だったはずじゃないか。そう思うだろう。
しかし、辛い現実に押しつぶされそうな時、過去の栄光にすがる人もいる。
昔の相手を忘れられない人もそうだろう。
夢の怖さはそういうところにもある。

この映画の二人の場合は、いわゆるアバンチュールというやつだ。
日常生活の中で共にすごし生活しての苦悩とはまったく違う。
現実味のない夢の話だ。
しかし、夢のない生活に何の意味があるのだろう。
愛のない生活に遊びのない生活に何がある。
富と名声か?それを欲しい気持ちもわかる。
でもそれだけを求めてはいけない。
幸せかい?
人は他人との関わりによって幸せを見出すのだ。

この映画の中での二人は夢の中で生きているが、未来には生きていなく現在を生きている。
それが僕の心を打った。
会話で成り立つストーリー。
言葉って美しい。
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by masarumizushima | 2006-04-28 01:45

日曜日はサザエさん

希望としては笑点、ちびまるこちゃん、サザエさん。
最後に見たのはいつの日か、、、中学?!

土曜、日曜とツタヤが半額だったようでいっぱい借りてきました。
先日友人に勧めてもらった中から簡単に見つかったものを借りました。

「陽はまた昇る」
僕の高校時代は機械科だったおかげで色々なことをしました。
溶接、旋盤、鋳造、製図、、、ハンダゴテはかなり上手かったと記憶してます。
そんな中で僕らが受けた教育といったら一人の職人を作り上げようという意図があったように思います。だから僕のようにクラスで一人だけ違う、いわゆる浮いている人間さえも認めるというか否定しない風潮があったのはそのせいかなと思っています。また下手に持ち上げようともしない。「人」であることを大切にされていたのはそういった職人気質があったのではないかと。
授業で班別に分かれた時に簡単なピンホールカメラも作りました。自分で穴を開けたりしてね。俺が友達に現像を教えたりもしました。
朝クラスに入った時に一番盛り上がっていた話が車のマフラーの話だったり、車が欲しくてもお金がないからってなぜかバンパーだけ買ってる奴がしたし、卒業式にローンで買ったGTOに乗ってタバコを吸ってるばか者もいたりしました。

そんなことを思い出した。
大して学校が好きではなかったし、どちらかといえば嫌いだったけど俺に合わなかっただけで良い所だった。
この映画の主人公も一人の技術者です。人の心を動かすのは人の心です。西田敏行がかっこいい。男としてかっこいい。奥さんもすごい。私を見て!!!って言わないし。そういうことを言う僕はつまはじき者でしょう。くだらないおとぎ話のような恋愛ドラマを見ている場合じゃないです。これを見なさい!!!

映画より
「優しい戦いに勝つよりも、厳しい戦いに負ける方が強くなれるんじゃないか」


ついでに最近見た映画にも一言

「座頭市」
たけしの映画がA級になった。コメディアンとしての部分もすごく良く映画に反映されていて、最後のダンスがちょっと、、、という感じはあったがとてもよく出来た映画。ちなみにあまり褒めてません。
良く出来た映画=素晴らしい映画 というわけではない。

「太陽の季節」
原節子の美しさは、まるでサラ・ベルナールのようだ。
危なく表紙の原節子にひかれそうになりましたが、太陽の季節を選びました。
石原慎太郎原作の太陽族という言葉を作り出した同名小説の映画。
南田洋子の品の良さと美しさ、それに長門裕之の狼のような野生が持つ男らしさがとても素晴らしい。
当時は時代的な衝撃があったらしいが現代に生きる僕らにはそこまでの衝撃はないだろう。
しかし、過去の人間を見るという見方で見た時に違った衝撃がある。現代に生きるからこそ見るべきなのではないか。

やはりチキンにはなりたくないな。


当分は写真を載せることが出来ないですが申し訳ないです。
リンクも貼れません。
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by masarumizushima | 2006-04-17 06:34

春の終わり

肉体が疲れきっているのに精神的にまったく疲れていない。
肉体労働とはすごいものだ。
しかしこうやって時間と若さを売る行為に対してものすごく疑問を持っている。いや、あえて言うなれば嫌悪感さえ持っている。
それなのに僕は働いている。
写真の仕事ならば何も問題はない。働くことが生きがいならば。

では何も夢もロマンもやりがいさえ見つからぬことに対してお金が欲しいからといってそのような行為におよぶということは青春を売っているようなものだ。いわば売春と同じだ。
僕はお金が欲しいからそうやって働いている。もう、はっきりと言っていまおう、売春だこんちくしょう。
体を売っていなくても、精神を売っていれば同じようなものだ。
売春してます。

「何のバイトをしてるの?」と聞かれたら、これからは
「精神的売春です。」と答えよう。
仕方がない。生きなければ。

そんなわけで朝の9時から三軒茶屋の駅のホームで涙をポロリと流してしまいました。
もう、桜が散ってきています。

そう。
春の終わりです。
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by masarumizushima | 2006-04-14 09:52

江國香織にやられっぱなし

今日は深夜の若さと時間を売る行為の前に冗談のつもりで借りた「冷静と情熱のあいだ」にやられました。
そろそろ江國香織の原作を読めよと言われそうですがこういうのは映画だから良い。
歯の浮くような小説なんて読めませんて。
2時間だからいい。

それにしても江國香織はいいね。
現実的でいて、夢があって。
東京タワーを見たときは男性の描写が甘いと思ったけれど、辻仁成と二人で書くことによってそんなことはなくなっている。
実際には映画寄りも二人の小説を読んだほうが何倍も面白いんだろう。
二冊を2時間におさめるのはかなり難しいことだ。
時間軸のとりかたも焦っている感じがしたし。
けれども僕は主張する。
こんなくさいラブストーリーを何時間も体験出来ません。
だから読みません。

くさすぎて死ぬ。
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by masarumizushima | 2006-04-13 17:24

舞い散る桜

過ぎ行く春を思いながら現実と夢の狭間で踊り狂う。
50kgを超える荷物で日本に来てしまったバカな僕は、帰りはあきらかに荷物が増える予定でいる。
はて?どうすればいいんじゃろうか?

あると思っていた時間は気づきながらも確実にそして思っていた以上の速さですぎていく。
慣れとはすごいもので、いつのまにか右斜線左斜線の違いにも慣れてきている。
いつのまにかこのバカなフランスかぶれが日本の若者が起こしている大きな潮流に巻き込まれてきてしまっている気がする。
時間とは不思議なものである。

未来も過去も現在の変化の形でしかなく、そもそもそんなものがあるのかさえ疑わしい。
ただの記憶と予測でしかない。
そんな曖昧なものの中で僕は現在をのうのうと未だ筋肉痛ですごしている。
肉体を使った仕事は素晴らしい。
筋肉痛になっているが、精神的にまったく疲れない。
こんなにも精神的に疲れない仕事は初めてだ。清々しい。
薬も含め肉体の退廃によって精神を狂わせことはよくある。
でも僕は平常心で狂いたい。
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by masarumizushima | 2006-04-09 16:00

日本の真夜中、それは朝方へ続く

時差ぼけさせてくれ。

そんなわけで日本に戻ってきてから約一週間がたちました。
戻ってきて早々人に会ったり、免許証の更新で一日に電車を4時間も乗ることになってしまったり、なぜかカラープリントなんてしてみたり楽しい日々を送っております。

スペインの巡礼に行った時の写真をプリントしたら、カメラの中にゴミが入っていたようで絞った写真はみんなゴミが写っていた、、、という悪夢のようなことが起こり、カメラを確かめたかったけれど奴はもう中古カメラ屋に引き取られた後、、、最後にすごい爆弾を置いていってくれました。
これは俺に対する復讐か!とも思われましたが、スペインの写真は作品にするなという神の啓示ではないかという勝手な思い込みによってどうにか復活しました。
そう、被写体は僕の中にあるということを教えてくれたのかもしれない。
なのでスペインの写真は観光写真扱いということで。そう言いながらもやはり悲しい、、、

堀○カラーの受付の人が使えないって怒りすぎたせいかもしれない。
ごめんなさい。ごめんなさい。

そんなことばかりしているせいか毎日の睡眠時間ばかり削られていく。
すべてはどんどん消費されていく。
これが消費社会か。

この2年、フランスで学んだことを日本で生かしながら生きることで前回の一時帰国の時よりもずっと楽しい生活をおくれている気がする。
知識ではなく、行動でそれが現れているのかと思うとすごくうれしい。
まだまだ日本には帰れない。まだまだ師匠の下で学ぶことは沢山あるようだ。
目標は高ければ高いほどやりがいがあるものだ。

そんなわけでこのフランスかぶれはあと3ヶ月ほど日本にいます。
この3ヶ月で一体何ができるのか。
とても楽しみであります。
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by masarumizushima | 2006-04-02 05:19 | 日記

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